我が会社きってのトラブルメーカーである年上部下氏。
自衛隊上がりで返事だけは一丁前なんですよ。
返事がいい人に悪人はいないと思っていたけど、それって個人の感想でした・・・。
年上部下氏の母親が亡くなった
長いこと寝たきりだった年上部下氏の母親が御年92歳で天に召された。
年齢を感じさせないほどすこぶる元気だったが、冬に転倒して腰骨を骨折して動けなくなってからみるみる衰弱していったらしい。
病気やケガで動けなくなってから一気にヨボヨボ化してしまう高齢者は多いと耳にしていたが、まさか自分の母親も同じようになるとは思っていなかったようで、ショックを受けている様子だった。
いやいや・・・ゆうても92歳でしょ。
それ以来、年上部下氏は人一倍健康に気を配るようになったらしい。
年取ったら健康第一
人生において大切なものって何だろう?
お金?家族?時間?
若い頃は当たり前すぎて気づかなかった。
失って初めて気づく健康のありがたさ。
腰が痛い、胃が痛い、肩が上がらない、すぐ疲れる。
年上部下氏は雪国では珍しいバイク通勤をしているので
ケガには気をつけてくださいね
はい!健康こそが長生きの秘訣ですから!人3倍気をつけてます!
というやり取りの日常的にしている中で
こっちはおふくろの出来事を教訓にしてますからねぇ!
なんてことを語っていたから、これまで以上に気をつけているようにしているんだろうな~と思っていた。
突然の電話
ゴールデンウイーク前日の4/28日。
仕事に向かう途中で携帯が鳴った。
すみません!左足を・・・やっちまいました!
ちょっと何言っているかわかんないっす
バイクを駐車して降りようとした時にサイドスタンドのかかりが浅くて倒れるバイクに左足を挟んだようで、歩ける状態ではないから休ませてほしいとのこと。
さんざんケガには注意しろって言ったよね?おふくろさんがケガをきっかけに弱っていくのを身近で見たんだよね?
クルマ持っているんだったらバイクいらなくね?
我が部署は、ゴールデンウイークが1年で最も忙しいのに何やっちゃってくれてんの?バカなの?と言えたらいいのになぁと思いつつ、「お大事に」と一言声をかけて電話を切った。
休み明けのバイク通勤
1人欠員している状態で迎えたゴールデンウイーク期間は、クソ忙しいから臨時で人が欲しいとの願いも聞き入れられず、人間関係が険悪になりながらもなんとか乗り切った。
そんな中、ゴールデンウイーク明けの出勤で年上部下氏はバイクで通勤してきた。
顔を合わせるなり一言。
バイクは無事で良かったっす!
忙しい期間全休みしておいて休み明け一発目の言葉がそれ?
バイクで通勤する神経が理解できない。
演技でもいいから少しは申し訳なさそうな顔ぐらいしろよ・・・。
コイツから見習うべきこと
バイクが原因で職場のみんなに迷惑かけちゃったし、バイク通勤はほとぼりが冷めるまで自粛しよっかなとかワタクシだったら思うわけ。
何なら菓子折り持っていくし、嫌われ仕事も進んでやります!的な態度を前面に出して申し訳ございませんアッピールをしまくります。
しかも人3倍気をつけてバイクを乗ってます発言からのバイクでケガするとかフリですか?
相手がいるならまだしも自爆って何なの?
それがコイツは「足まだ本調子じゃないんで」とか「バイクのサイドスタンド誰かにいたずらされたのかも」とか俺は怪我人、そして俺は悪くないアッピールがマジくそウザい。
ウザいし人をイラつかせる才能をめっちゃ発揮する年上部下氏だけど、ある意味うらやましいとも思ったんですよね。
今回の出来事でどれほど他人に迷惑を与えたのかを想像すらせずに、足が完治するまでの期間も面倒を見てくれとお願いできる厚かましさ。
逆を言えば、すがすがしいほど他人の目を気にしていないんです。
他人からどう思われているのか、そして仲が良くない相手からも嫌われたくないと思うワタクシにはとても真似のできない言動と行動。
皮肉だよね、かつてはこういう人種を心の底から軽蔑していたのに。
まさか、憧れの感情を抱くことになろうとは・・・。
へうげものより抜粋
相手や周囲のことを深く考え過ぎた結果、思うように生きることが出来なくなってしまった。
人生の晩年は、愛されるカタツムリが殻を脱ぎ捨て、嫌われるナメクジとして生きることの方が幸せかもしれません。
早期退職まで、あと1,411日!
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