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野口聡一著「どう生きるかつらかったときの話をしよう」宇宙飛行士でも陥ってしまった心の葛藤

こんにちは。むむむです。

あけましておめでとうございます。

年末年始に限らず、Webライター以外は特に何もすることがない時間は、もっぱら本を読んでいます。

今回読んだ本はコレ!

目次

宇宙飛行士は超人でも何でもなく、我々と同じ普通のおっさんだった

元宇宙飛行士の野口聡一氏が書かれた本「どう生きるかつらかったときの話をしよう」です。

ワタクシ達のような生真面目社畜リーマンが「俺、何のために生きているんだろう?」と自分の人生に疑問を感じた際に手に取ってみることをおすすめします。

この本はひとことで言うと「ミッドライフクライシスは誰にでも起こり得る」ことを教えてくれる本です。

ミッドライフクライシスとは中年の危機とも呼ばれており、これまでの人生や今後の生き方に疑問を持ってしまい精神的に不安になること。

著者は3回も宇宙に行った伝説的な宇宙飛行士。

宇宙飛行士として活躍している時と、宇宙飛行士を辞めた時で周囲からの扱われ方がガラッと変わってしまったことでショックを受けます。

それと同時に、宇宙飛行士ではなくなった自分は、世間から必要とされていないという無価値感に悩まされることになりました。

重要なポジションで働いていた人ほど、よく定年退職した後に、組織から外れた自分、稼げない自分に対する周囲の態度が変わったことにより「自分の人生は何だったんだ」と思ってしまうそうです。

特に、我々「就職氷河期世代」は、就職難で簡単に辞められず、若手時代はパワハラ・アルハラ・サビ残が当たり前の中で仕事をしてきました。

必死に耐え抜いてようやく管理職になったら、今度は部下にはハラスメントやメンタルヘルスに注意するよう言われ、逆に気を遣いながら仕事を頼み、時代遅れの上司とモンスター社員の間に挟まれて、いつ壊れてもおかしくない環境で仕事をしています。

お給料は生活費や家のローン、子供の教育費に消え、自分のやりたいことにお金が使えるわけでなく、かといって退職したらその苦しみから解放されるどころか、今度は無価値感に悩まされるなんて悲しすぎる。

野口聡一氏は、他者の価値観や評価は捨てろと言います。

家族のため、組織のため。

そういった他者を満たすための行動を最優先にしていると、自分の幸せを見つけられなくなってしまいます。

世の中から必要とされなくてもいい、自分が本当に好きだと思えること、本当にしたいことは何か。

それを見つけられたら、幸せになれるんじゃないかとワタクシは思います。

今までは自分を犠牲にして他者に貢献してきたのだから、これからは自分勝手に生きましょう。

まずは夢を持ちましょう、と著者は言っています。

その夢を叶えることはもちろん大事ですが、それよりも夢に向かって動いていることが何より大事なのではないでしょうか。

よく、お祭りや文化祭当日よりも、準備している最中の方が楽しいと言います。

旅でも、目的までの道中の方がワクワクします。

これまで、やらなきゃいけないことや、やりたくないことだけに向き合ってきた人生を過ごしていた人ほど、やりたいことを見つけることが困難だと思います。

夢に向かって頑張ることが合う人もいれば、合わない人もいるので、退職したらのんびりゆっくりしたい人を全否定するわけではありません。

ですが、夢や目標に向かって進んでいる道中こそが充実した幸せを感じられるのではないかと思います。

結局のところ、社会的役割を果たせなくてもいい、誰からも必要とされなくてもいい、変わり者と呼ばれても嬉々として自分の好きなことだけに没頭できる人間が一番幸せなんじゃないでしょうか。

早期退職まで、あと814日!

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